ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

サマーウォーズの感想を書くついでに、ちょっと前に観たのをいまさら感想。ただ基本的にははてなハイクにメモっといたやつのコピペ。
シンジくん。前半は、気持ちが上向いてて、なかなかかっこいいところを見せてくれた。アスカへはわりとしっかりした態度を取っているし、スカイドンを受け止めたあたりでも頑張ってる。主夫スキルはモテ系主人公の必須技能ですな。後半で一気に鬱屈したのは前半の反動か。お父さんに褒められたときのリアクションが可愛い。期待したら裏切られる、でも、もしかしたら今回は本当に期待していいんじゃないか…って、おそるおそる喜んでいる感じ。拗ね分は増加しているけど、それの原因は主にアスカだから、まあ愛ってことで。
レイ。ヒロインなのは分かるんだが、なぜヒロインの座を確保できているのか分からない。シンジくんに影響を与えているという点では、ミサトさんやアスカや加持さんのほうがよっぽどヒロインっぽいが。いやまあとにかく萌えないんだよ。悪いかちくしょうめ。
ゲンドウさん。これまで、俗世のことには目もくれない超越的な存在、みたいに思っていたけれど、なんか今回の見て「普通のお父さんじゃん」と思った。目的のためなら息子をも切り捨てると割り切っているだけで、シンジくんのことも普通に気にかけてたりするんだな、というか。行動理念がはっきりしているというか。優先順位が決まっているというか。ただ、シンジくんの目の前で噛み砕かせておいて「大人になれ」とか「逃げるな」とかはないだろうと思う。それに関してはミサトさんに共感する。
アスカ。ラブコメ要員というか、楽しいスクールライフの象徴的な。小さくて細い身体に大きな頭(髪型)、というのがチャームポイントになってるのかな。他のヒロインはショートカットかぺったりしてるかだもんね。なんかアスカのバストアップとか見てて「外人の顔だなー」と思ってしまった。可愛い。あからさまな死亡フラグには苦笑。今回の主役はアスカだなぁ、という印象。
真希波さん。かわいすぎる。ビジュアルだけみれば最高。屋上にパラシュートで降ってくるというのも印象的で良い。落ち物ヒロインのパロディなんだろうか。猫モードはなんとなくもったいない感じ。もっとクライマックスに近いところで見たかった。他のキャラとあまり絡まないで、ストーリーから独立しているのも気になった。全体的に見せ場が少ないよ。前半の学園ラブコメパートで、もっと真希波の眼鏡を生かすべきだった。
全体的に。エンターテイメントとしては非常に出来が良いと思う。テレビ版からのファンはもっといろんなものを期待しているのかもしれないけど。個人的には満足した。ラストの展開はグレンラガンの対アンチスパイラル戦を思い出した。やってること一緒だよね。なんかロボットがめちゃすごい変形をして、それに脇役が意味不明に大袈裟な解説をつけて、みたいな。エヴァってもっとスマートなイメージだったので違和感を覚えた。昔からこんなもんだったんだろうか。それとも新劇場版になってから?