抗いし者たちの系譜 再始の女王:三浦良

いきなり終わってしまった。なんかあっさりすぎて終わった感じがしない。元からあっさりめの作品だったけど…。ストーリーがどこに向かうのかわからなかった。湧いて出てくる叛乱者を撃退していたら初代魔王が復活したのでそれも倒しました、という感じ。サラさんはひたすら誘いうけ。なんだかなぁ。彼女はなにがやりたかったんだろう。細かい部分だけ見れば、熱く燃えるお話だったんだけど。
スキピオとグレンデルの男の友情には素直に燃えた。元魔王の名前を呼ぶのにも渾身の勇気を振り絞るサラさんにも萌えた。もう少し、ナナとかティアとかの日常っぽいシーンも読んでみたかったな。短編集とか出ないだろか。