神様のメモ帳2:杉井光

二巻目だけど安定して面白い。しかし、アリスの出番が少ない。今回は主人公ナルミンの成長に重点を置いたのだろうか。ナルミンはニート予備軍でヘタレだけど、最後にはきっちり美味しいところを持っていくので良い。が、それはそれ、これはこれ。アリスの出番が少ない。なんというか潤いが足りないのです。アリスの活躍を見たい。まあ、足りない潤いはイラストで確保。イラストといえば四代目がかっこよすぎて困る。
読んでいるあいだ、ふと思ったんだけど、この手の小説で起こる事件というのは、バトル漫画のパワーインフレよろしく、巻を重ねるごとに事件の規模が拡大していくのだろうか。1巻は街のチンピラ、2巻はヤクザ、5巻くらいでニューヨークのカモッラかな。
そういえば今回、『東京S黄尾探偵団』を連想したんだけど、俺はこういうのがわりと好きなのかもしれない。続きキボンヌ。