殺×愛7-きるらぶ SEVEN-:風見周

おお、超ハッピーエンドじゃん。途中経過が激鬱な作品ほどラストはこれでもかってほどハッピーになる傾向があるような。まあ、どんなにご都合主義であっても、やはりハッピーエンドというのは楽しいものですよ。ニヤニヤしてしまう。ニヤニヤ。特に、にゃみちゃんがちょびっとだけ報われたようで、良かった。にゃみちゃん可愛いよにゃみちゃん。
全体としては、密とサクヤのラブラブ恋人生活を、密くんの華麗なる女性遍歴でサンドイッチしたような構成。終末が差し迫りつつも、基本はマターリ。これまでの鬱展開が嘘のようだ。エンドロールは書き下ろしみたいだけど、エンドロールがなくても、まあある意味でハッピーエンドかなと。心中エンド。
古泉じゃなくてアダムくんの解説における《神》ってのは、作者のことなのか読者のことなのか、どっちなんだろうなぁ。いや、まったくもって性格の悪い、とても楽しい作品でした。ありがとうございました。