黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで:細音啓

一週間ぶりくらい?
評判だったので読んでみたシリーズ第一巻。舞台となるのは魔法学校、才能溢れる主人公たち、繰り広げられる魔法バトル。という、とても富士見Fらしい作品。あくまで魔法(名詠式というらしいけど)が主体なので、剣・格闘がメインの『レギオス』よりは落ち着いた雰囲気がある。
で、どう考えてもクルルとアーマが恋人同士にしか見えない。なんというツンデレカップル。ネイトの立場がないよなぁ。
学生時代のイブマリーをもっと知りたかったな。クラス中から馬鹿にされていたと書かれてあるけど、具体的にどんな感じだったのかは書かれてないから。物語の中心は明らかにイブマリーとカインツなのに、二人の描写が少なすぎるように思う。
この次、どういう風に展開していくのか気になる。「運が良かった」と断言されているネイトはともかく、クルルは最強クラスの力を手にしてしまったわけだし。うーむ、ゆっくり買い揃えていこうかな。