ゼロの使い魔 12 妖精たちの休日:ヤマグチノボル

学園ラブコメメインの話。まあいつもどおり。
一巻の頃は劣化ホ○ワーツでしかなかった魔法学院だけど、最近は名前つきの生徒がだいぶ増えて面白くなっている。
覗きをしたにもかかわらず才人を助けるタバサの盲従がちょっと怖い。
惚れ薬のくだり、ルイズのツンデレがネタに昇華されていて面白かった。こういうのを読むと、ヤマグチはラブコメの手練手管を完全にマスターしているなぁ、と思う。
しかし、絶対的ツンデレだったルイズがデレすぎてパワーダウンしている上に、シエスタはルイズの腰巾着になっているし、女王陛下は身を引いたし、新キャラのティファニアは単なる奇乳キャラで、いちばん躍進したタバサもラブコメになるといまいち。全体的にパンチ力がないような感じがする。このあたりをどう展開していくのか、このままで進むのかテコ入れを図るのか。手腕に注目。