めいたん メイドVS名探偵:樺薫

第一印象、メイド単語帳かと思い、第二印象、リアリティ重視の正統派メイド小説かと思いきや、探偵がメイド産業を駆逐してたり、鬼の副長が鬼のメイド長になってたり、メイドさんたちが百合百合してたり、お坊ちゃんがフォモフォモしてたり、高度に発達したあんかけご飯を作ったりと、いろいろ大胆に崩した感じだったりした。
エヴォニィさんと探偵さんみたいな関係はわりと好きだ。フラグが立つか立たないかギリギリの線上で火花を散らす好敵手。ただ、どうも探偵さんが空気だったというか、単純な推理対決じゃなかったために出番が少なくなっちゃったんじゃないかと。一矢も報いずに帰っちゃったのはヘタレすぎるぜ。プロポーズも断られちゃったしさ。彼に幸あれ。
っていうか、続編は「メイドVS異端審問官」でどうだろう。どうもこうもないけど。