タロットの御主人様。2:七飯宏隆

馬鹿すぎてワラタというか、ベタすぎてワラタというか、ハーレムラブコメのお手本のような作品だなぁ。どうやら1冊につき2人ずつ攻略を進めていって全11巻、のパターンだったらしい。3巻で6人を突破、6巻で12人、11巻で22人ですよ。怖いなぁ。本当にそこまで続くのだろうか。
まあ一冊の中に、過去ヒロイン+新規ヒロインの計四人分+αのエピソードを入れなきゃいけないわけで、ちょいと急ぎすぎな感は否めなかった。けど、主人公の女装を拝めたり、クールロリ眼鏡っ娘が出てきたりと、食べ応えのある展開が多かったので大満足。まあ女装ネタはあんまり活かされてなかったけどさ。
しかし今回は、22人の内に入らないアメジスティアがいちばん美味しかったなぁ。遊園地行くだけでどんだけポイント稼いだか。子どもっぽい描写を見せて読者を油断させたところで主人公の唇を奪うという恐るべきフェイント。ティア可愛いよティア。
ちょいと今後の鬱展開が示唆されてたな。今後の展開がどうにも予測できないというか、20人を越える美少女が一つの画面に登場するという時点でまず想像できないよな。どうなるのか楽しみだ。