ガン×スクール=パラダイス!:穂邑正裕

お世辞にも文章が上手いとは言えないんだけど、キラリと光るものがある。伸び代はありそう。あと、設定とかは馬鹿系なのに、なんか妙に綺麗な終わり方で、読み終わったあと「なんじゃこりゃ(ネガティブな意味でなく)」と言いたくなるような。ネタでやっているのかマジでやっているのか判断しにくい。なんとなく中村九郎作品の読後感に近いような近くないような。
キャラは個性的すぎるほど個性的。暴走美少年とか面白かったよ、っていうかキラヤマトだよね? 生徒会長アホすぎワラタ、っていうか最後のは武士沢レシーブネタ? ヒロインも無口無表情系ながらデレ系幼馴染として萌える存在だったよ。主人公は…まあ主人公は変な奴だったなぁ。よくわからん。
二年連続で銃器マニア(?)が受賞してるのは何故だろう。偶然だろうか。それとも審査員的に何かあるのだろうか。SDの伝統なのだろうか。これからは「銃器を出したければSDに!」みたいなコンセンサスがワナビの間に生まれてSDにミリオタが終結して架空戦記みたいなのが増えていやまあどうでもいいや。