さよならピアノソナタ2:杉井光

いやぁもうほんとにもう神楽坂先輩が素敵すぎて困るなこれは。主人公・ナオを巡る三人の少女の関係が、ますます複雑に絡み合って、共闘のような対立のような、素晴らしい修羅場をつくりだしている。うへへへへ。たのしすぐる。
特に、そう、神楽坂先輩。ギリギリの間合いの外から一足飛びに懐にもぐりこんできて一撃、そして離脱。ヒット・アンド・アウェイ。動きのない千晶とも、退きつづける真冬とも違う、流れるような撹乱戦法。いいなぁ。すごくいいなぁ。こういうキャラがいるだけで修羅場がぐっと酷くなるよね。
着地点が定まっていないようなストーリーなので、今後の展開は予想しづらいけれど。このバンドが成長したところを見たいな、と思う。続き、出ないという可能性も。一迅社の方に予定があるみたいだし。鶏口となるも牛後となるなかれ? やっぱり続き読みたいなぁ。もっと修羅場を見たい。