鋼殻のレギオスVIII ミキシング・ノート:雨木シュウスケ

感想を溜めているのでちゃっちゃと書く。
短編集。各章の合間に、愛人たちについて語るフォンフォンの姿が補完されている。
「クール・イン・ザ・カッフェ」フェリ先輩がメイド喫茶でバイトして同僚からいじめられてでも負けないわたしにはフォンフォンがいるものとぐっと涙をこらえるという話。ニーナと比べると、フォンフォンとフェリ先輩のやりとりは明らかに恋人らしいと思うんですけど、アニメ化にあたってフェリ先輩の人気がさらに高まれば、いよいよメインヒロイン交代ということになりますか?
「ダイヤモンド・パッション」おぞましい怪物に襲われ愛する者を奪われたニーナが恐慌を来たしてレイフォンに襲い掛かる話。普段はお堅いニーナ先輩にも可愛らしい一面が…つっても所詮はニーナだしなぁ。
イノセンス・ワンダー」メイシェン・ナルキ・ミィフィの三人組がレイフォンの秘密を暴くため学園中を駆けずりまわるが最後に颯爽と現れたフェリ先輩に「わたしのフォンフォンの周りをうろちょろしないでよ目障りなのよこの薄汚いドブネズミめ」と罵られて退散する話。やっぱフェリ先輩がメインヒロインじゃないの。あと俺の中でメイシェンとリーリンの印象が被っていて判別しにくいんですけどどうすればいいでしょう。
「なにごともないその日」ショタなフォンフォンがその糞生意気なところを遺憾なく発揮する話。もといグレンダン時代の過去話。あー、一巻の頃のレイフォンってこんな感じだったなぁ。ほんと性格悪いというか、敵を作りまくりというか、最近のレイフォンが丸くなりすぎというか。こっちのほうが好きだけどな俺は。…いま気づいたけど「グレンダン」と(グレンラガンの)「グレン団」って音が一緒だなぁ。