疾走する思春期のパラベラム 心的爆撃:深見真

四巻目。これまで以上に百合暴走すぎる。
あれ、いつのまに一兎と美玖は付き合うようになったんだ、と思って前巻を引っ張り出してきたけど、ラストでさらりと書かれてたキスシーンのあとでもう完全に付き合うことになっちゃったのかな。なんか唐突だなぁと思ったけどまあそんなもんかもしれない。志甫に対する嫉妬とか、いろいろ美味しいネタがあるんだけど、今後はどうなるかなぁ。やっぱ志甫のほうがメインになるのか。
あと、今回の百合暴走の原因たる睦美さん。すごかったな。

伊集院睦美は、那須一子と中学三年生の時に出会った。
出会って四日後には、唇を奪われていた。
そういう関係だった。

どういう関係だよwと突っ込まずにはいられないこの濃密な百合臭。
ラストはかなり切なかった。けれど、作者的に百合カップルの方に力を入れているために、一兎と美玖の関係がさっぱり深まっていないのがネックだったかなぁ。