生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2:葵せきな

生徒会室の中でひたすら会話が続くだけの作品。本当にそれだけなので感想なんて書けるもんじゃないです。キー君と知弦さんがアイコンタクトで複雑なコミュニケーションを取るあたりは、まるで部長とその浮気相手がちょっとした仕草で秘密のメッセージを伝え合うようで、とてもとても素晴らしいと思います。
会話の基本が古典的なボケツッコミであるところに違和感をおぼえてしまう。漫才みたいなボケツッコミは読者の爆笑を誘うためのものなので、こういうダラダラ〜っと読みたい作品にはそぐわない。ツッコミ役の鍵君は最初からハイテンションだし、その他のキャラは連続でボケ続けなければならない。結果、なんだか無理してるような感じになってしまう。ボケツッコミの起伏に富んだ会話よりもひたすら緩やかなボケが続く会話のほうが合ってると思うんだけどまあどうでもいいや。