ミスマルカ興国物語II:林トモアキ

いまにも魔王を倒すための冒険に出発してしまいそうなこの不安定飛行感がたまらない。ていうか次回からは本当に冒険ファンタジーにチェンジですか? 作者自ら「先のことなんて考えてねーよ」と公言してらっしゃるくらいなので、まあ今後もこういう感じで続いていくんだろうなぁ、という。
マヒマヒは口先だけで生きている人間だけど、、戯言シリーズいーちゃんほど達観しておらず、なにごとにつけわりと必死だし、ミスも多いし、年相応のガキっぽさみたいなものがある、というところが好きですよ。まあどこまで演技かもわからないですけど。失敗とか全部ひっくるめて「最初からすべて計算でしたー」みたいな風にはなって欲しくないものです。ゼンラーマンは最高でした。
最後、なんだかサディスティックなお方が登場しておられましたね。彼女には「マヒマヒに倒される役目」よりも「マヒマヒと張り合う役目」を期待したいのですが、さてどうなるでしょう。楽しみです。