ANGEL+DIVE 2.REUNION:十文字青

だいぶ、かなり、すごく雰囲気は違うけど、『時載りリンネ!』と似た感じの作品なんだよな。児童文学のフォーマットというか。奇妙なお屋敷、奇妙なアイテム、奇妙な人々、というのが周囲にあって、だけど子どもたちはそれを「ちょっと不思議な日常」程度に捉えている。大人になってからそれを振り返ってはじめて「なんて奇妙だったんだろう」って気付く。みたいな。ノスタルジーでファンタジーな感じ。
とりあえず依慧はかわいすぎるだろ。「本心を見せないキャラ」を演じようとして演じきれていないような。あと何年かすれば変人+超人キャラとして君臨するんだろうけど、いまはまだまだ未完成、みたいな。今回は父親絡みのこともあって、そういう子どもらしいところが特に強調されていたな。
幼馴染主催の修羅場ワールドも良かったけど、まあ中学生の可愛らしい嫉妬なので、あまり恋愛要素が入っていないあたりが、もったいないというか、物足りない。
エピローグのこれは、なんなんだろう。未来世界+平行世界みたいな感じなのだろうか。