嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6 嘘の価値は真実:入間人間

これで最終巻なのかなぁ。読み終わったところでジェットマンの最終回を思い出した。もしくはギリシャ神話の英雄物語。数多くの巨大な危機を乗り越えてきた主人公が取るに足りない小者に殺されて終わるというパターン。そういうのってなんか感傷的な気分になるよね。それに加えて後日談。これまでは一人称視点で嘘か真実かわからないようなことをべらべら語り倒す作品だったのに、最後の最後で第三者が客観的評価を述べて、また決して明かされない謎を提示して終わるという、ものすごいちゃぶ台返し、あるいは梯子はずし。なんか突き刺さるようだよ。犯人が語ってる内容もけっこうメタ的なんだよな。みーくんみたいに変な人生送りたいですっていう。ハルヒみたいな。
まあとにかく、恋日さんのダメ人間っぷりに胸きゅん。なんて素敵な人なんだ。