薔薇色にチェリースカ5:海原零

これにて完結。まあ打ち切り臭が漂う駆け足気味の展開だったけど、それでも全てに決着をつけてのハッピーエンド。さすがだなぁ。変態王子の強大な能力とその悲惨な最期のギャップが凄まじかった。いや自業自得というか、酷いキャラが酷い死に方をしたというだけなのかもしれんが。…嫌いじゃなかったぜ変態王子。それでもページが足りなかったのか、いろいろと不満の残る終わり方だった。ミカルが変な男に引っかかったのは、まだいい。実はあんまり良くないけど、まあジャン=ピエール頑張ってたし、まだいいよ。しかし、しかしだ。どうしてエピローグでアイスヒルの出番がないんだよ! 前巻であれほどフラグを立ててたじゃないか。あそこからアイスヒルが退場しちゃうのはどう考えたって詐欺だぜ。病室で真希とアンが火花を散らしているところに颯爽とアイスヒルがやってきてこれまでとは打って変わった強烈に可愛らしい言動でヒロに迫り彼の唇のひとつでも奪ってみせるシーンが絶対に存在すべきだろ、それは俺の妄想だったとでも言うのか!?(←いや100%妄想だが)
うーん、消化不良だ。後日談の執筆を望む。なんとしてもアイスヒルのその後を知らなければ死んでも死に切れん…。