いつも心に剣を2:十文字青

人畜無害を装いつつ心の中でヨナハンに酷いことを言いまくってるレーレくん。セルジュの心の弱さに付け込み信用を得るユユさん。どっちも良い性格してるなぁこの兄妹。特にユユとセルジュは、最初は仲が悪かっただけに、セルジュのツンデレっぷりが光る。黒百合ですな。
今回のお話は、まあネタバレネタバレなんだけど、前巻がベタに「冤罪で魔女裁判に掛けられた少女」という話だったのが、今回はまったく逆の話をやってるわけで。叙述トリックも駆使したりして。上手いよなぁ。これでヨナハンはますます魔女狩りに精を出し、レーレたちとは袂を分かつことになる。
にもかかわらず、このラストときたら! まさかのセルジュルートですか? ユユとセルジュで修羅場ですか!? レーレたちとヨナハンは決定的に相容れず、それでも一緒に旅を続けなければならないと。うひゃあ、湧き上がる期待感を抑えられない。早く続きを読みたいぜ。