花守の竜の叙情詩2:淡路帆希

まさかの続編という。前作は単体で完結しているから蛇足になる不安もあったけど、読んでみたらとても面白かった。あんなにうざい子だったアマポーラさんが見事に優しく強いお母さんに変身。愛しの夫を待ちながら働く美しい娘は、心無い村人に虐げられ、悪い貴族につかまって、でも最後には優しい王様に助けられて、夫も帰ってきて、みんな幸せに暮らしました。終わり。という王道ラブロマンス。いや、幸せに暮らしてないけど。まだ続くけど。といっても3巻で終わるみたいだけど。このままいけば綺麗にまとまった良作になりそうだなぁ。
あと、キャンディッドたんが可愛くてたまらない。勝手に裏切られた気になって駄々をこねている子どもみたいな感じで。キャンディッドたんも幸せになればいいな。