2009-12-30から1日間の記事一覧

ノブレス・オブリージュ 〜茅森楠葉の覚悟〜:小松遊木

百合主従関係+学園剣術アクション。はやて×ブレード的な。真剣を持った剣士が多数在籍するお嬢様学校が舞台で、「東方守護」とか「四代目茅森楠葉」とか「七代目桐嶋七海」とか、そういう設定を追っているだけでも楽しい。ただ、いかんせんキャラが多すぎる…

僕は友達が少ない/僕は友達が少ない2:平坂読

二冊まとめて。基本的に『ラノベ部』と同じで短編ペースのあっさり風味。かるーく読めて後味爽快。ただ同じ形態の作品でも、『ラノベ部』はわりと考えて書かれてたけど、『はがない』はのびのびと好き勝手やってるような印象。なんというか、作家には「気の…

花守の竜の叙情詩2:淡路帆希

まさかの続編という。前作は単体で完結しているから蛇足になる不安もあったけど、読んでみたらとても面白かった。あんなにうざい子だったアマポーラさんが見事に優しく強いお母さんに変身。愛しの夫を待ちながら働く美しい娘は、心無い村人に虐げられ、悪い…

鍵開けキリエと封緘師 小箱は開くのを待っている:池田朝佳

ベースはいかにも富士見テンプレな魔法バトルだけど、鍵開けにしか興味がない変人と絶対に開かない檻に閉じ込められた美少女、というコンビはとても素晴らしい。でもあれだな、一冊でよくまとまっていると思うんだけど、やっぱり決定的にLOVEが足りないと思…

月見月理解の探偵殺人:明月千里

清く正しい西尾風青春ミステリというかこいつは普段は目立たないけど実はすごい奴なんだぜ的ハッタリ感満載の中二病系ライトノベル。面白い面白い。心に闇を抱えたモテモテ主人公に、エキセントリックな美少女探偵。黄金パターンだな。さらには脇を固めるサ…