僕は友達が少ない/僕は友達が少ない2:平坂読

二冊まとめて。基本的に『ラノベ部』と同じで短編ペースのあっさり風味。かるーく読めて後味爽快。ただ同じ形態の作品でも、『ラノベ部』はわりと考えて書かれてたけど、『はがない』はのびのびと好き勝手やってるような印象。なんというか、作家には「気の向くままに書いたほうが一般受けする作家(考えて書くとディープになる)」と「考えて書いたほうが一般受けする作家(考えないで書くとディープになる)」の二種類がいて、んで、平坂読とか、あと西尾維新とかは、前者のタイプなんじゃないかなー、と。だから俺の中では『化物語』と『僕は友達が少ない』はよく似ている感じ。100%趣味で書いた小説です。で爆売れ。みたいな。まあどうでもいいことですが。
これほど美少女がうんこうんこ連呼する作品は業界初な気がするよ。登場キャラがどこか子どもっぽくて、なんだかモラトリアムな感じの楽しさ。可愛いよな。でもこの手の作品ではなぜか主人公がいちばんの萌えキャラになるよな。モテるはずだよ小鷹くん。マジ可愛いよ。可及的速やかに3巻を出してもらいたい。