タザリア王国物語6 乱峰の荒鷹:スズキヒサシ

ジグはもう何か変なフェロモン出してんじゃねぇかってくらい魔性の少年だな。男も女も関係なしに惹き付ける。今回の見所はジグを巡って争うファン・ダルタとザハの三角関係です。最初の頃の無愛想なファン・ダルタを思い返すと、いまのダルタさんはもう変態にしか見えない。ザハがジグを遊郭に誘っただけで激怒するあたり、どう見ても処女厨です本当にありがとうございました。…どうでもいいけど、元タザリアの冬将の騎士が忠誠を誓ってるというだけで、ジグの正体なんてモロバレだよなぁ。
あらすじ。「ザハを篭絡したジグたんが、山賊たちを影から操って、ついに正規軍を打ち破りました」。いよいよ次の巻で、ナフタバンナ編は決着かなぁ。王国側の主力、魔導具使いが出てきたあたりであっけなく負けて捕まって虐待されてしまうのが、これまでのジグリットだけど、はたしてどうなるか。ナターシの存在も気になる。
リネア様は今回も麗しく。ノナ王女の能力でジグをストーカーしては、激しい嫉妬に悶え苦しむ姿は本当においたわしい。