アストロノト!:赤松中学

ひとつの伏線に命をかけたような作品。あとツンデレ。獣耳。三角関係。
リアル現代に及ぶべくもない科学技術で月に行こうとする、その過程が丁寧に描かれてるのが良い。ロケットがどういう仕組みだとか、宇宙飛行士になるための訓練とかも、適当に誤魔化したりせず、読者が不自然に思わないくらいによく書けてると思う。アニメ『プラネテス』のOPは宇宙開発史のダイジェストになってるんだけど、それを思い出して、最初にロケット作ろうとした人たちもこんな感じだったのかなぁ、とか想像したりとか。とても楽しかった。ただ、月から帰ってきたあとの話は蛇足気味な気がする。
ツンデレさんと獣耳の三角関係は、まあそこそこ楽しんだけど、それよりサベラさんの方が好きだったので、途中からは「ツンデレとかどうでもいいや」って感じになった。サベラさん萌え。